
たけのこ公園会場。延々と連なる光です
たけのこ公園会場。比較的明るいので子連れの方におすすめ。たくさんの子どもたちが走り回っていました。

小平環境の会の灯ろう。アピールの場にもなります。
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今年が3回目となる灯りまつり。
これは、昔小平の祭りのときに飾られた地口灯ろうにちなんで始まったということです。
「地口」というのは、歴史上の人の名前やことわざ、童謡など似た言葉をもじった語呂合わせのことです。
たとえば「猫に小判」をもじって「下戸にご飯」と書いてその絵を描き、楽しみます。
さらにその優劣を競うというような遊びが享保年間にははやったとか。
祭りのときなどには地口と戯画を描いた紙を灯ろうに貼り、軒先にかけていたそうです。これを地口灯ろうといいます。
祭りの夜、ぼ〜っと灯ろうにすかして見える語呂合わせや絵を、親子や恋人同士が、笑い合って楽しんでいたのでしょう。
なんとも豊かなほほえましい情景ではありませんか。
さて、話は現代の小平の灯りまつりにもどります。
この灯りまつりの楽しみ方は3つあります。
1番目は、「灯ろうを作って楽しむ」です。
今年は6月に灯りまつりの告知があり、参加者が受付けられました。
参加灯ろうは昨年の700個から1500個に倍増だったそうです。
参加者には事前に木枠と紙が渡され、自由に絵を描きます。
7月には灯ろう作り講習会が2回開かれました。
講習会を通じて描いた人もそうでない人も、個人で参加する人も、アピールしたいことがあって団体で参加する人もいます。
絵も自由ですから、昔ながらの地口を書く人もあれば、小学生の描くピカチューもあり、実にさまざま。
参加申し込み時に、飾りたい会場も表明しておき、当日ペットボトルと行ろうを会場に持ち込みます。
会場では、ろうそくを渡され、自分の灯ろうを飾りたいところにおいて楽しむのです。
絵を描く画材は水性ペンや水性絵の具がおすすめとのことです。

歩きなれたグリーンロードもまるで夢の世界。

ふるさと村会場の鈴木ばやしに魅せられている子どもたち。

グリーンロード沿いのテーブルでくつろぐ人たち。
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さて、灯り祭りの楽しみ方の2つ目は「見て楽しむ」です。
日が落ちて暗くなり、ろうそくを入れたペットボトルに木枠をかぶせます。
おぉ、明るいところで見ていた絵とはまた一味違う趣の絵がゆらゆらときれいに浮かび上がります。
水性ペンや水性絵の具がおすすめとの理由は、このときわかります。
ろうそくの火が透けて見えて、ほのほのと美しく絵が浮かび上がるのです。
「おお、すてきにできたねえ」としばし、子どもや自分の描いた灯ろうを楽しみます。
日が落ちていき、少しずつ灯りがともっていきます。その時間をゆったりと楽しむのもまた一興です。
ふと見渡せば、いつの間にかあたりはすっかり暗くなっていました。
「あっ」。
思わず声をあげそうになりました。
闇の中、なんとも美しく、点々と灯ろうが連なっているではありませんか。
一つひとつの灯ろうを楽しむのも、たくさんの灯ろうが連なる大きな風景も楽しむのも、どちらもまたよし。
知っている団体の灯ろうを見つけるのもまた楽しいものです。
そして、灯りまつりの楽しみ方3つ目が「巡って楽しむ」です。
今年の会場は、小平駅から花小金井駅までのグリーンロード沿いの道と公園に広がりました。
あじさい公園、天神じゃぶじゃぶ公園、旭の森公園、たけのこ公園、ひかりが丘公園、花南市民ひろばなど。
どこの会場もそれぞれ趣が違います。
たけのこ公園では、出店が出ます。

小平駅前のサマーフェスティバルinこだいらの初日は、灯りまつりと同日開催。「いらっしゃい!いらっしゃい!」元気な女の子の売り子さん
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ふるさと村では鈴木ばやし定期演奏会。
小平駅南口ではサマーフェスティバルが同時開催されています。
どこから巡ってもそれなりに個性があって楽しめます。
灯ろうの並べ方もまた異なります。
どの会場でも灯ろうの連なる美しい絵を見ることができるのです。
「あちらの公園まで歩いてみましょうか」
そんな老夫婦の会話が聞こえてきました。
緑道沿いを歩いてみれば、道沿いのキャンドルが足元をかすかに照らします。

ひょうたん池。ペットボトルに入れたキャンドルがこんなに美しいとは…。
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ふだん行きかう道とはまるで別の表情を見せてくれ、優しい光が次の会場へといざなってくれます。
そしてサクサクと道を踏みしめる音、サワサワと木々を揺らす風、暗い道の中ではそんな自然の音がはっきりと聴こえ、感覚が研ぎ澄まされ、身体の中に染みとおっていくようでした。
グリーンロード沿いのすべての会場をまわっても2km程度ということです。
来年もますます参加者が増え、この祭りがグリーンロード沿いに小平全域に広がり、子どもたちの思い出のひとつとしてはっきりと胸に刻まれることを祈っています。
今年、参加できなかった市民のみなさん、
来年はぜひ、灯ろう作りから参加してみませんか。
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