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気になるお店、気になる場所
行ってみたい !行ってみよーーーっ!

ってことで、こだいら探検隊、好奇心いっぱいでこだいらのまちに繰り出しまぁ〜〜す♪


「工房フォルムこどもアトリエ」は、造形教室のようでもあり、
音楽教室でもあり…。でも、それだけでもありません。
場所は、小平第2小の近くですよ→
地図

今月の探検隊は
「工房フォルムこどもアトリエ」さんです。

「工房フォルムこどもアトリエ」は、情操教育や環境教育を主とした子どものための教室です。

そのツールとして、音楽があり、美術があり、自然に根ざした遊びがあり、動物とのふれあいがあるのです。

「こどもアトリエ」の活動を見守るように、大人も参加できる制作アトリエ、エコの森、グランドワーク、コーヒー部、だるますとーぶの会などを擁したフォルムクラブもあります。

ではさっそく行ってみましょう!

Mystyle@こだいら事務局の宗像がレポートします。

小平の自然の中ではぐくまれた感性

池にはおたまじゃくしがたくさん。
変わらぬ営みが安らぎを与えてくれるんだにゃ〜。

主宰する中川さんは、学園東町で生まれた生粋の小平っ子。

中川さんが生まれたころの小平は、夜は追いはぎが出かねないほど真っ暗であったといいますから、隔世の感がありますね。

中川さんは、小学校に上がる前からご両親の薫陶を受け、音楽や美術に親しんできました。
同時に、うずら、鶏、犬、猫などの世話、野菜の収穫など、生活の中に自然が当たり前にある暮らし方をしてきました。

幼少期のそれらの豊かな体験は、中川さんの中にしっかりと息づいてきたようでした。

大人になって彫刻家としてドイツで暮らしていたとき、シュタイナー、フレネの思想を学び、また多くのエコロジストとの交流を経たことが中川さんの生きる道を決定付けました。

日本に帰国後は、彫刻家として制作を続ける一方で自宅を開放し、シュタイナーやフレネ教育などを土台とした情操教育を行う「工房フォルムこどものアトリエ」を設立したのです。

15年前のことでした。

精気に満ちたアトリエ

工房フォルムに一歩入ると、そこは不思議な空間。

精霊でもいるような気で満たされています。

天井は高く、
吹き抜けの天窓からはやわらかい日差しが入ってきます。

そこここにあるお面
創作物

古い本
どこかの国の何かの楽器…

どれもが触ってみずにはいられない、初めて見たはずなのになつかしい。
そんなものばかりです。

庭に出れば、猫が日向ぼっこをしており、犬が迎えてくれます。


思い切り走ったり想像の世界に浸ることのできる庭です。

池には亀、

春にはおたまじゃくしがいっぱいです。

おたまじゃくしがカエルに姿を変えたころ、次には、ヤゴがやってきてトンボになって行きます。

毎年毎年同じことを繰り返していくこの小さな愛すべき生態圏!

「去年のトンボの子どもが来たと思ったら、木の枝一本切ることはできないですよ」と中川さん。

少し昔なら、当たり前に日本中にあった風景がここにはあります。


バリやアフリカの楽器って、命の躍動みたいなものを感じる。

子どもたちの作品もたくさん並んでいます。
心が開放されるといい音が出る!

宗像も参加してジャンベ太鼓に初挑戦!

取材日は、アトリエでジャンベ教室が行われていました。

ジャンベとは、アフリカの太鼓。腹の底に響くような音とリズムが魅力です。

先生は笑顔がとっても魅力的な三輪先生。

今日は、はじめて参加する男の子がいました。
最初は、太鼓を目の前にしてモジモジしています。
それに対して、手取り足取り親切に教えることはありません。

「こっちは勝手に太鼓をたたいて遊んでいるから、外で遊んできていいよ」というスタンス。

男の子は、庭に出て、犬と戯れたり、池を覗き込んだり、勝手に遊び始めました。

初めて入ってきた子には、存分にいろいろと遊ばせるそうです。
それも何ヶ月も…!

こうして時間をかけて、じっくりと自分の好きなものを自分で探していきます。
それは絵画かもしれませんし、太鼓であったり、造形なのかもしれません。庭いじりかもしれません。

この男の子は、犬とじゃれあっているうちに、次第に声は弾み、しなやかな身体に変化してきました。

室内では、三輪先生と、ほかの子どもたちが太鼓をたたき始めています。

ボンコ、ボンコ、ドンドド、と楽しそう。

遠くから見つめていた男の子、三輪先生が、他の楽器を取り出してくると、もう我慢ができません。
タンバリンを握っていったん参加すると、ハーモニカ、笛と次から次へと楽器を出して、楽しそうにその場のみんなと演奏していました。

可能性を引き出す

中川さん(左)と三輪先生(中央)

学校ではどうしても「これを描きましょう。これをやりましょう」と決められることが多いものです。

そして、学校で決められたことができないと、子どもも親も

「できない」
「ダメだ」

と思いがち。

そうなるとコンプレックスが生まれ、心が閉じてしまいます。

けれども「できないことは誰にでもあるし、それを補うものが誰にでも必ずある」と中川さんは言います。

「コンプレックスをとりはずしていくのは大変であるけれど、その子の可能性を引き出していく作業は、醍醐味でもあるのよ」とも。

工房フォルムでは、学校に適応できない子、学校に居場所がない子などの受け入れも行って、じっくりと傷んだ心を開放する場所と時間を与えてくれます。

さて、ジャンベ教室の最後は笛あり、太鼓あり、ハーモニカありでちょっとしたブレーメンの音楽隊のような様相を呈してきました。

「音楽」って「音を楽しむことだったんだ」と実感ができる風景でした。

自然と遊び、自然に学ぶ

みんなの心がひとつになった舞台でした!

工房フォルムでは、大人も参加できるたくさんの活動をしています。

だるますとーぶの会では、演劇・展覧会・コンサートなどの文化芸術活動、青少年の国際協力活動の推進。

コーヒー部では、月に一度、学校のこと、地域のこと、環境のこと、食べ物のこと、子育てのこと、身の回りのあらゆる問題を、コーヒーやお茶を飲みながら話し合います。

制作アトリエでは、美術製作、音楽製作、本などの制作を行います。

さらに、アトリエを飛び出して、御岳山でどんぐりの植林をしたり、青梅でツリーハウスを作ったり!

「環境のために、植林はいいよ」と呼び掛けるのは簡単です。
けれども、それだけではなかなか人には伝わりません。
自分でやってみることが大切というのが中川流の哲学です。

3月22日には、小平市のこぶし保育園で、工房フォルムの人形劇が開かれました。

これは毎年、子どもたちや大人も関わって、数ヶ月にわたって作り上げるものです。
人形も自分たちの手作りなら脚本もすべて手作りです。この日、太鼓を叩く子も人形を操る子も、みなとてもキラキラと輝いていました。

「人は、自分らしさが発揮できるところでがんばり、人から喜んで拍手をもらうことで、成長します。成長すると自分に自信が持てるようになります。自信が持てるようになると、幸せになります」

そんな中川さんの言葉がそのまま具現されていた舞台でした。

少し心が疲れていたら、工房フォルムを覗いてみませんか?
きっと、大きな宝物を見つけることができるでしょう。

それはすぐには結果の出ないものかもしれません。
けれども何年もたったときに、輝きを増して、自分を支えてくれることでしょう。

工房フォルムこどもアトリエ こだいらネットのページ

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written by 宗像

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