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探検隊

気になるお店、気になる場所
行ってみたい !行ってみよーーーっ!

ってことで、こだいら探検隊、好奇心いっぱいでこだいらのまちに繰り出しまぁ〜〜す♪

小平駅から徒歩4分。遊歩道をさくさく歩いていくとアジサイ公園の前に、素敵なお店があります。

それが「カフェ ラグラス」です。

季節に応じて絵を替えるように、いつ行っても新しい表情を見せてくれるラグラス。

今月の探検隊は、初冬のラグラスさんにお邪魔しました。

Mystyle@こだいら事務局の宗像がレポートします。

小平駅から徒歩4分。ラグラスはグリーンロード沿いにあります。 →地図

 松村さん(中央)とスタッフのみなさん。

お店の回りはナチュラルさを活かしたガーデン。年間を通じてなんらかの花が咲き、お客様をあたたかく迎えてくれます。

ラグラスは、植物の名前です。穂がふさふさしており、「野うさぎのしっぽ」という意味だそう。

「原っぱの真ん中にいるようなイメージで作った店なんです」と語るのはオーナーの松村さんです。

ラグラスは、平成8年にオープンしました。生活クラブの組合員同志で開店したお店です。

オーナーの松村さんは、元デザイナーだそう。ラグラスのセンスの良さは、「なるほどそれでか」と納得です。

ないなら作ろう。自分が行きたいレストラン

 昼時には満員。居心地の良さにリピーターも多い

 大きな窓から見える借景も
 また心を落ち着かせてくれる。
 春はサクラ。6月ごろはアジサイが見事。

松村さんにラグラスを開店にあたっての「想い」をうかがいました。 

ひとつは「子どもがいてもおいしいお店で食べたい」という想いでした。

子どもが小さいときには、たまに外食をしたいと思っても、ファーストフードかファミリーレストラン。
味は我慢せざるを得ないことが多いのが不満だったという松村さん。

「食べたいようなものを作ってくれるレストランがない! ないなら作ってしまおう!」と思ったとのこと。

そこで
「子どもにも伝えたいなつかしい味を大切に。
『和』をベースにしながら型にはまらない家庭料理が食べられる店」を店作りのコンセプトにしました。

ラグラスのランチは、必ず味噌汁とご飯がつきます。また、おかずにも1品は必ずおしょうゆ味のものを入れています。

「ほっとするでしょう? やっぱり」と松村さん。

大切にしていることは「温故知新」だとか。
つまり今はあまり使われないような食材を、今の新しい味付けや使い方で新鮮なメニューとして登場させるとのこと。

芋がら、おし豆、浸し豆、あぶら麩、山くらげといった乾物類。
わさび菜、山ウド、菊、山菜といった昔からある野菜。


 和食ランチ。
 手抜きのない素材選びとこだわりの味付けで大満足♪


 なすとひき肉のカレー
 生活クラブの肉を使ったぜいたくなもの。
 遠くからわざわざ食べに来る人もある人気メニュー。

こういったいわば「少々古くさい」食材や郷土料理が、調理料や調理法で華麗に変身をとげます。
最近ではひじきサラダ、切干大根をパスタに見立てたトマトソースなどが好評だったそうです。

さて、本日のランチメニューです。

ブロッコリーとにんじんのゆず胡椒と醤油かけ
大根のクリームチーズ煮
大豆ミートローフわさび菜添え
黒米(または白米)
味噌汁

ブロッコリー、にんじんは出汁醤油とゆず胡椒で味付けされ、くずきりが添えられさっぱりとした味わい。

ミートローフは、ともすればくどくなりがちですが、ラグラスのそれはくどすぎず、味も濃すぎず、子どもからお年寄りまでおいしくいただける一品でした。また添えられていたわさび菜が、ぴリっと味をひきしめてくれました。

大根のクリーム煮は、大根がとてもこってりと濃厚な味わいになっていたのですが、なんとクリームチーズで煮たそうです。

また調味料・米・肉は生活クラブのもの、野菜は小平産の有機農法のものを積極的に使っています。

まさに素材の味を活かしつつ、味付けを新しく、そして安全にというラグラスの方針そのままのランチです。

ラグラスの和食ランチは看板メニューのひとつ。ランチは2時までですが、2時になる前になくなってしまう日も少なくありません。どうしても食べたいときは予約を入れましょう!一人分からでもいいそうです。

女性の働く場を作る


 笑顔満開のスタッフ。ライフスタイルにあわせて
 はたらきやすくローテーションをくんでいます。 
 
「お店に来るのが楽しいです」。


 ケーキ作り。夕方のお仕事は、明日の仕込み。

さて、おいしいものの話ばかりになり、話がそれてしまいました。

松村さんがお店をつくろうと思った原動力にもうひとつあります。それは「女性の働き場所を作りたい」ということでした。

一度家庭に入った女性は、再び働こうと思っても、また首尾よく働き始めたとしても、常に困難がつきまといます。
松村さん自身、二人目のお子さんができてフリーのデザイナーという仕事を続けることがむずかしくなったといいます。

子どもが小さければ、突然の発熱や思いがけない怪我などで休まざるを得ません。

やっと子育てが終わり、さあ仕事と思ったときには、職はなし。
パートからフルタイムにエンジンフル回転と思ったら、次は親の介護問題が勃発。
頑張りすぎれば、自身の体が悲鳴をあげる。

次から次へと家庭の問題がふりかかり、なかなかフルタイムで心おきなく仕事に打ち込むことができません。
「細く、長く」が女性の働き方のコツなのです。

「女性にとって、働きやすい場所がない。それなら作ってしまおう」。

これも、ラグラスを作った際の大きな原動力でした。

だから、それほど広くないラグラスに、スタッフは11名もいます。
それぞれ自分の都合に合わせ、シフトを組み、毎日6人前後でお店を回していきます。

「1ヶ月ほど家庭の事情で来られなかったことがあるんですよ。それでもまた迎えてくれて、ここで仕事を続けることができました。ありがたいですね」
というスタッフは、すでに10年を越えているベテランです。普通の会社であったなら、継続して働くことはむずかしかったかもしれません。

スタッフは、それぞれ得意分野を活かしながら、仕事を任されています。
ケーキが得意な人、料理が得意な人はもちろん、手芸が得意な人もいれば、音楽が得意な人もいます。

スタッフのひとりである三木さんは、実は音楽家。オーナーの松村さんと相談して、店内で流す音楽のCDを選んでいるそうです。
とってもきれいで、雑念をとりはらってくれる癒し音楽が、店内の雰囲気をよりいいものにしています。

「こんな場になってほしい」を次々実現

 ジャズ・タンゴライブinラグラス→拡大

「子どもを連れて行ける安心レストラン」「女性にとって働きやすい職場の提供」を次々と実現してきたラグラス。

次に実現したことは「私自身の楽しみでした」と松村さん。

「都心にまで出なくても地元で音楽を楽しみたい」。
そう考え、2年前からは、年に6回程度、店内でコンサートを企画しています。

演奏する音楽家の方たちも「ラグラスでやるライブはお客様もとても気持ちのよい人が多く、楽しいんです」と言ってくれるそう。
出演した音楽家の方が別の音楽家を紹介するといった流れは、いわば「ラグラス流友達の輪」。新しいつながりができているとのことです。

1月にはまたコンサートが開かれる予定。「今からワクワクしている」という松村さん。

今度の演奏家は、若手の実力派。ジャズバイオリン、アコーディオン、チェロという組み合わせでジャズ・タンゴから映画音楽まで幅広い演目があるそうです。

ライブのときには、また違う表情を見せてくれるラグラス。いつもと違う雰囲気で生の音楽を楽しみに、皆さんも行ってみませんか?
(予約はラグラスまで。042-344-7199)

お年寄りの集う場を作りたい

さて、今後のラグラスは、どんな方向性を持って進んでいくのでしょうか。

常に自分がこうありたいと思ったことをラグラスを通して実現してきた松村さん。次はシニアの居場所作りを考えているとか。

介護経験を通じて感じた、お年寄りに居心地のよい空間を提供したいという思い。
これはまだ、具体的な計画ができているわけではありませんが「仲間がいれば、きっとできると思いますよ」。

あくまで穏やかな語り口。押し付けがましくなく、芯は一本通っている松村さんです。

「ないものは作る。その信念があれば、必ずいいものができる」という今までの松村さんの生き方の集大成ともいえるべき、次の道。
きっと実現することでしょう。


絵本から「認知症」の本まで。いわば家庭のリビングにある本棚のよう。
「お一人で来ていただいても、退屈しないように」との配慮がうれしい。。

にごりやさんのジャムとかわいさんのクッキー。

店にはいるとすぐに飾られているアクセサリーや食器は、ラグラスのイメージに合うものをチョイスしている。

ガーデンニング担当は松村さんのご主人!

テラス席なら、ワンちゃん連れもOK。

こだいらオープンガーデンにも参加。開店中は庭を自由に見ることができる。

カフェ ラグラス こだいらネットのページ

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written by 宗像

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