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ってことで、こだいら探検隊、好奇心いっぱいでこだいらの町に繰り出しまぁ〜〜す♪

さて、今月の探検地は・・・
東京都薬用植物園 さん

秋ですねえ〜。
自然の中で、爽やかな風を胸いっぱい吸い込んで、思いっきり深呼吸したくなります。

遠くまで行かなくても、小平には四季折々の自然をたっぷり楽しめる緑道、グリーンロードがあります。
チラホラと枯葉が舞いはじめたグリーンロードの野火止用水、
その緑道から一歩足を延ばしたところに「東京都薬用植物園」があります。

お休みは年末年始のみで年中無休、入園料なし。
1600種もの薬用植物がある公立の薬用植物園はここだけとか。

ケシが見られるのは東京都ではここだけ。花の時期には遠くからたくさんの人が訪れます。

知る人ぞ知る、小平の隠れスポット、薬用植物園に秋を探しにいきませんか。


薬用植物園は西武拝島線東大和市駅から徒歩2分のこところにあります。
地図


花が大好きな須賀レポーター(写真左)、植物初心者馬場(写真右)。園内の植物効果でなごみ顔です。

まずは園内を散策 1600種のほんの一部をご紹介します


入口の配置図。園の中は水生植物区、外国植物区などいろいろな区域に分けられています。漢方薬原料植物区、民間薬原料植物区などは、薬草植物園ならでは。


整然とした園内。細かく区分された区画に植物が植えられています。




入ってすぐのところにある大きな屋根の
温室。さっそく中へ。




入口でハイビスカスの花が出迎えてくれました。(10月3日)


温室の中の緑のトンネル。サボテンの花が咲き、熱帯雨林に来たみたい。


奥に滝があります。水の流れる音が涼しさを呼びます。


インドジャボク

インドジャボクは、インドの伝統医学アーユルヴェーダに伝えられる、重要な薬用植物。根から抽出されるレセルピンという成分は、血圧降下剤として使われていると、説明が書かれていました。
温室の横に冷房室も併設されていて、5月には、ヒマラヤで咲く青いケシが見られます。これは麻薬の原料にはなりません。

ヒマラヤに生息している植物が、小平で見られるなんてすごい。


水生植物区にある池では、夏から秋にかけてスイレンの花がみられます。


池に橋が架かり、対岸の植え込みはまるで日本庭園のよう。


ロックガーデン。たくさんの高山植物がみられます。


ロックガーデンに咲くホトトギスの花。
(10月8日)


それぞれに名前や説明が書かれた札が立てられているのが嬉しい。


ひっそりと咲くヒガンバナ(彼岸花)
(9月21日)


シオン(紫苑)。根は漢方で咳止めに使われる。(10月3日)


オミナエシ。秋の七草のひとつ。(10月3日)



こんなものも。トウガンです。種のサポニンという成分が咳止めになるとか。(10月3日)

八重チョウセンアサガオ。紫色のものも。葉を麻酔薬として使う。(9月21日)


ニチニチソウ。悪性リンパ腫の薬になります。(10月3日)


イヌサフラン。痛風の治療薬に使われます。(10月3日)

ステビア。天然甘味料に用いられる。

★須賀レポートその1
小平で生まれ育ちました。街にあった植物が年々減少していますが、薬用植物園でそれを見つけて「薬用植物」という説明を見ると、なんだか偉そうにみえて、嬉しくなります。

★馬場レポート
池には鯉や亀もいます。植物に誘われて来る、珍しい野鳥や昆虫も観察で来ます。だけど、柵の中には入らないでね。

薬用植物園のここを見てほしい


今年4月に赴任されたばかりという園長の北川重美さん。
ジョークをまじえながらの話に思わず引き込まれます。


フジバカマ(9月21日)

園長の北川重美さんにお話を伺いました。北川さんは薬剤師でもあります。

「ここは少量多品種でいろんな植物の種類があるので、季節毎に特徴のある花が咲いています。たとえばキンモクセイ(金木犀)とギンモクセイ(銀木犀)があって、並んでいるのでぜひ花の時期に見比べてください。みなさん、日本にはキンモクセイの雄株しかないって知っていますか?」

「植物は花が咲いていると何とわかるけど、芽吹きから花が咲いて枯れるまで、いろんな形態をとるので、花の時だけでなくその他の時も見てもらいたいですね。」

きれいな花だけを見てもらう植物園とは違う、ここの特徴が良く分かります。

「この匂いを嗅いでみてください。」と出された乾燥した葉っぱ。
顔を近づけると桜餅の葉のようないい香り。

「希少植物のフジバカマです。干して乾燥させるとこの匂いになるんですよ。」

ここは、見て、触って、匂いを嗅いだりと植物観察ができる園であることを再発見!

市民の憩いの場・学べる場

木陰。園内は緑がいっぱい。


サンコウフジでグリーンのカーテンを作り、日よけにしたあずまや。


一休みできる椅子とテープル。ここで食べるお弁当はおいしそう。


講師は星薬科大学の南雲先生。


園内を見学。

★須賀レポートその2

家から近いのでここにはよく来ます。一年を通して、植物を観察できて楽しいです。希少植物もあるので、季節を選んで園内を巡り、探してみるのもお薦めです。
子どもから高齢者まで、憩えて学べて楽しめる植物園。貴方も好きな植物、気になる植物をみつけに出かけてみませんか。

訪問した日はちょうど、薬草教室が開かれていました。屋外施設で聞くと難しい薬用植物の話もすうっと頭に入ってくるような気になるのが不思議。
講義のあと、グループに分かれて講師の先生、園長、職員の方がそれぞれ園内を案内してくださいました。
華岡青洲が世界で始めて乳癌の手術で麻酔薬として使ったという白いチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の花を見ました。


ラベンダーセージ。お隣には同じ紫のメドウセージも並んで植わっていました。


アキノベニバナサルビア別名オータムセージ。ハーブは薬草なんですね。



キバナオランダセンニチソウ。
ヨーロッパでは葉を食用増進剤として用いるそうです。


有毒植物区にはクリスマスローズやミズバショウ、フクジュソウ(福寿草)といった植物、そしてイヌサフランなど薬効のある植物もあります。
毒性と薬効は表裏一体なのかも。

植物は昔から薬として用いられ、今でもたくさんの薬の原料となっています。
ここでは薬用植物の栽培をしていると同時に、植物を使った健康食品や脱法ドラッグの鑑別のための試験・研究もしています。
私達の健康管理に欠かせない役割をしてくれているんですね。

薬用植物園のHPはこちらから
http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/yakuyo001.html

園内の花だより、ケシの開花情報、研究している専門的な内容など見ることができます。

<これからの薬草教室>(詳細はHPでご確認ください)
 10月19日(木) 現代に伝わる民間薬   
 11月16日(木) オランダの植物事情 

<東京都薬用植物園一口メモ>
 昭和21年に世田谷から小平へ移転。
 そのときは薬用植物栽培所という名称でした。薬用植物園になったのは昭和33年です。



いちばん奥にある雑木林。ここだけ見ると軽井沢です。

ケシ・アサ試験区。しっかりとガードされています。

薬事資料室。標本、資料などが展示されています。

ところで、現在東京都薬用植物園の在り方について、東京都で見直しが行われています。
貴重な植物園を維持して欲しいと市民が「東京都薬用植物園を考える市民の会」を立ち上げ、9月16日に「市民フォーラム」が開催されました。

市民達の活動の様子はこちらから
/yakuyousyokubutuen

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written by 馬場