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探検隊

気になるお店、気になる場所
行ってみたい !行ってみよーーーっ!

ってことで、こだいら探検隊、好奇心いっぱいでこだいらのまちに繰り出しまぁ~~す♪

 

▲学園坂商店街に2010年11月にオープン!

今月の探検隊は学園坂タウンキッチンです。

昨年11月に学園坂商店街にオープンしたばかりの学園坂タウンキッチン。

店内には日替わりで様々なお惣菜が並んでいますが、普通のお惣菜屋さんではありません。

ここは、

地域の主婦が作る心のこもった家庭料理を「おすそわけ」する街のキッチン

なのです。

NPO法人Mystyle@こだいら、こだいらネットサポーターの足達がレポートします!

▲温かくアットホームな雰囲気です
▲毎日並ぶおいしそうなお惣菜は、一日15品目
▲「地域が1つの家族」メニューはすべて家庭の味です
モノが豊かな世の中ですが…
▲タウンキッチン代表の北池さん

「タウンキッチン」を作ろうと思ったきっかけを、代表の北池智一郎さんにお聞きしました。

かつて、飲食 店のコンサルティング会社に勤めていた時、ハンバーガーショップやファミレスなど様々なチェーン店のコンサルティングをした北池さん。

こうした店舗では合理性 や安さの追求をします。それはそれで意味があることなのですが、次第に

『それだけでいいの?』

と疑問をもつようになりました。

そうした中で、子どもたちの食の実態に目を向けてみると…

夜、塾 に通う子どもたちの中には、ワンコインで夕飯をすませている子がたくさんいる。

また、夏休みの学童には給食がないため、働く親にとって毎日のお弁当を 用意するのがたいへんなあまり、余裕がない時には、白いごはんとレトルトカレーだけを持たせ、子どもは冷たいままの脂ぎったカレーをごはんにかけて食べたりしてい るという話も耳にしました。

「話を聞いて驚きました。ところが、これが意外と子どもたちにうけて、翌日はみんなが冷たいレトルトカレーとライスをもってくるなんていうことがおきている(笑)。

「でも、ホントにこれでいいのでしょうか? 食事はお腹を満たすだけではなく、作ってくれた人の愛情が半分だと思うんです。」

大阪出身の北池さん。子どものころは専業主婦のお母さんや近所のおばちゃんが作ってくれた料理を食べて育ったといいます。

「そんな心のこもった食事ができない子どもたちが今はたくさんいる。はたしてこれで本当に豊かな社会といえるのか。」

地域で助け合える人間関係をつくりたい
▲北池さん接客中!

「東京で知り合った大阪出身の女性から、大阪に住むお母さんの暮らしが心配だという話を聞きました。でも、遠いのでなかなか支えることができません。そこで、考え至ったのが『地域にお互いの顔が見えて助けう関係性、人と人の絆があれば安心できるのに』ということでした。 」

と語る北池さん。

「『無縁社会』といわれ、孤独死や虐待など様々な問題が起きている今、一番必要なことは、かつてはあたりまえのようにあった地域で助け合う人間関係をもう一度つくることではないでしょうか。」

他方で、子育てが一段落し、自分の時間を持てるようになったとき、どこかぽっかり穴があいたような気持ちになっている主婦の方たちもいることに気づきました。

「仕事をしていなくても社会の一員でいたい、だれかのためになりたいと強く思っているのです。私の母の世代もまだまだ元気。そして、そういう主婦たちには、長年家族のために食事を作ってきた立派なスキルがあるんです。これを生かさない手はないと。」

主婦パワーを活用して、地域がつながるおすそわけ
▲キッチンでタウンシェフが協力して料理を作ります

『食』を通して地域の人間関係を作る。それがタウンキッチンの目的です。

主婦が作った家庭料理を、高齢者、共働き世帯の子どもたち、独身者など、食に不自由している地域の人々におすそわけする。

作った人の顔が見える心のこもった手料理のおすそわけを通して、人と人とのつながりが生まれる。

そんなあたたかみのある地域を食のおすそ分けを通じて実現することを目指し、北池さんは2008年に「任意団体 TOWN KITCHEN」を設立。横浜市や三鷹市で商店街・保育園のイベントなどに参加してきました。

また、学童のお弁当を作ったり、各種イベントのお弁当やパーティーセットの注文を受けたりしています。

「現在、タウンシェフの登録は合計100名ほど。報酬は交通費程度ですが、月1回の参加でもOK。『おすそわけ』だから自分のペースでいいのです。」

北池さんが、学園坂商店街にキッチンを作ろうと思ったのは昨年のことでした。

「コミュニティビジネスを支援しているNPO法人Mystyle@こだいらを通して、商店街が空き店舗に入る店を探していることを知りました。」

商店街の中にキッチンができることで人の流れが生まれて地域の活性化につながれば…。

現場に足を運び、さまざまな試みにチャレンジし、元気のある学園坂商店街にも惹かれた北池さん。
この場所をモデル拠点にしようと思いました。

そして2010年11月24日に学園坂タウンキッチンがオープン!

主役はタウンシェフ!
▲キッチンでタウンシェフが協力して料理を作ります

現在、小平のタウンシェフは15名です。

「メニューや食材を決めるのは基本的にタウンシェフです。チェーン店にあるような統一規格はありません。 本当は自分の家で作ったものを提供できればいいのですが、食品衛生法上できないので、店内のキッチンで皆で作っています。」

では、ここでタウンキッチンQ&A

それぞれの家庭の味があると思いますが、タウンシェフの味に注文をつけることはありますか?もしも、「ちょっとおいしくないな」と感じられたら(笑)、どうしますか?

「何を おいしいと感じるかは、人によって違うと思うんです。だから、味は基本的にタウンシェフにおまかせです。もちろん、私自身の好みはあって、けっこううるさ いですよ。でも、タウンキッチンというのは『これ、たくさん作ったから食べて』というおすそわけの精神が根っこですから、シェフがおいしいと思うものを提 供するのが一番いいと思うんです。」

添加物についてや、地元の野菜を使うことなど、食材に対するこだわりはありますか?

「タウンシェフにはあくまでも家庭と同じように料理を作っていただきたいので、とくに『このような食材でなければならない』ということはありません。各家庭の考えにまかせています。ただ、基本的にすべて手作りで、冷凍食品や<○○の素>のようなものは使いません。」 

自然食や地産地消にこだわる方も多いと思いますが、そのような点に強くこだわっているわけではないのですか。

「あまりたくさんのことを一度に追い求めると、つらくなってきますし、かえって大事なことが見えなくなってしまうと思うんです。タウンキッチンで一番大事なのは、タウンシェフが家庭そのままの味をおすそわけすることによって地域の人と人をつなぐこと。ですから、それ以外の部分にはこだわりすぎないようにしています。  

「ただ、主婦は家族の健康を第一に考えますし、地元の野菜を使ったり旬を大事にすることは、結果的には安くておいしい食事につながりますから、自然にそういう方向に向かっていきますよね。」

タウンキッチンをあたりまえのインフラに
▲えらべる4品おかずのみ525円、ライス付セット630円。ぎっしりつまっています!
▲きくらげと卵のオイスター炒めは紹興酒が隠し味。お惣菜は単品100グラム210円で

学園坂下タウンキッチンのお客さんは、近所の高齢者や商店街の方が多いそうです。「忙しいお母さんやお父さんたちにも、ぜひ利用してほしいですね」と北池さん。

はい、私も夕飯の品数を増やしたい時や、ランチに利用させていただいていま~す♪

「将来はいろいろな所でこのプログラムを展開して根づかせ、あたりまえのインフラ(生活の社会基盤)にしていきたいです。目標は2025年までに200拠点つくること。『食』はツールで、目指すゴールは地域の絆づくり。絆作りのきっかけは、『食』以外のものでもいいと思っています。」

タウンシェフ募集中!

≪タウンシェフ募集概要≫
活動日時 
月曜~土曜 週1日からOK 目安9001900
活動内容
調理、献立づくり、料理提供
対象
小平市及び周辺市町村にお住まいの主婦。年齢不問、既婚・未婚不問。※特に40代~70代の方のご参加をお待ちしています。
活動支援金
300/時間 ※商品を半額で御持ち帰り頂けます。
登録方法
まずはタウンシェフ登録メールをお送りください。
 info@town-kitchen.com
  件 名:タウンシェフ登録
お問い合わせ
042-347-7401(担当:くらいし・きたいけ)

タウンシェフからの一言

昨年5 月まで勤めていましたが、退職後も社会に貢献できたらと思っていました。読売新聞の記事を見た息子が「やってみたら?」と勧めてくれました。もともと料理 が好きなので、趣味を生かした新しい生きがいになっています。得意な料理は煮物です。お客さんが「おいしい」といってまた来てくれるのが楽しみです。(今 井さん)  

読売新聞の記事を見て、説明会に参加してみました。料理を作ることが好きなので、キッチンで皆さんと和気あいあいと働くのが楽しいです。地域の皆さん、ぜひ足を運んでみてください!(関口さん)

タウンキッチンファンからの一言

安くて それなりのお弁当が主流のいまにとって、しっかりとした顔の見えるおいしいお惣菜が手に入る店は貴重です。それが近くにできたから、つい毎日のように通っ てしまいます。それに日替わりで家庭の味が楽しめるってある意味、超贅沢ですよね。実家に行くようであたたかく、やさしい。
お気に入りはきくらげと卵のオ イスター炒めです♪(市職員 平林さん)


実はすでに足達もタウンキッチンのリピーター♪ 家庭料理らしく薄味でヘルシーなのが嬉しいです!
主婦が家庭だけでなく街のキッチンでもいきいきと活躍し、地域の人たちの体も心も元気にしてくれる。
「ありがとう」「おいしかった」の言葉が循環し、今社会がいちばん必要としている「人と人とのつながり」を作っていく。

そんな「タウンキッチン」が学園坂商店街にできて本当によかったです!

皆さんもタウンシェフに登録して、タウンキッチンの主役として地域の絆づくりに貢献してみませんか?

学園坂タウンキッチン

187-0043 小平市学園東町1-16-1
(学園坂商店街 西武多摩湖線 一橋学園駅北口から商店街に入り、しばらく行った右手)
TEL  042-347-7401
営業時間 平日11:30~19:00 土曜11:30~17:00

定休日  日曜・祝日
ホームページ http://town-kitchen.com/
ブログ http://townkitchen.seesaa.net

 

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written by足達

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