自転車で楽しいまちづくり

自転車スイスイ


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講演会報告「自転車ライフもっと楽しく安全に~自転車事故による損害賠償のリスクを減らすための自転車との上手な付き合い方」

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1月30日、自転車スイスイ恒例の講演会を上記のテーマで開催しました。講師の高橋大一郎さんは、指定自動車教習所の教官が本職ですが、日本一周自転車旅人という肩書もお持ちで、国内はもとより、海外での自転車事情などにも精通されています。講演では、事故のリスクを減らし安全に自転車利用するためには、正しい知識を知ることが大切ということで、高橋さん監修の「自転車ルール教本」を使ってとてもわかりやすくご解説いただきました。
さらに海外も含め自転車政策の先進事例についてのご紹介もあり大変充実した内容でした。ようやく日本でも自転車政策が進められるようになりましたが、まだまだ車優先の考え方が強くヨーロッパとの文化の違いの大きさを実感しました。

自転車は正しく乗ればよいことがたくさん
自転車は渋滞知らずで都市部5キロ以内を移動する場合は車より早いし、荷物も運べる。またCO2の排出もなく環境にやさしいし、しかもガソリン代などかからず経済的。さらに健康増進効果も期待できる。

万一の事故に備えて
メリットがある一方、事故を起こすと刑事責任や多額の損害賠償が発生するというリスクもある。万が一の事故に備えて保険に加入しておくことが大事だが、気軽に入れるものとして自転車店で整備点検後に貼ってもらえるTSマーク(1年間有効)には、損害賠償保険が付帯されている。そのほかにも色々あるので検討しておくことが大事。

自転車ルール教本(高橋さんが監修)の3つのポインに気をつけ事故のリスクを減らす!
① 車道左側を通る
右側通行はドライバーから見えづらく大変危険。データをみても事故件数が多い。歩道を走るのは心理的には安心だが、実はドライバーから見落とされがちで事故のリスクは高く、歩行者との事故にもつながりやすい。車道を走るのは怖いと感じるかもしれないが、ドライバーからはよく見えるので安心。
② コミュニケーションする
暗くなったら必ずライトをつけ存在を知らすことはもちろん、ドライバーに合図を出すなど自分の行動を知らせることが大事。駐車している車にも注意(路線バスでは乗降客優先、左側をすり抜けない)
③ 車もルールを守る
道路の走行空間を自転車とシェアする、速度制限を守る、自転車を無理に追い越さないなどルールを徹底することが必要。住宅地などではゾーン30(速度制限30キロ)を設ける。

ドイツやオランダなどヨーロッパの自転車政策は進んでいる!
自転車と歩行者優先の発想でつくたれたオランダのニュータウン“ハウテン”の事例や、EU政府公認の交通静音化ゾーン(子どもの遊び場になるような住宅地内にある道路ではいかなる車両も歩行者の速度を超えてはならない)を設けているドイツの事例について紹介があった。日本でも最近自転車レーンの整備やナビマーク、ゾーン30(速度30キロ規制)が少しづつ広がりを見せるようになっている。宇都宮市、金沢市、松本市京都市など自転車施策を積極的にすすめる自治体も増えてきた。

講演会を踏まえ、事故を減らし自転車利用しやすいまち小平をめざし自転車スイスイとして以下の内容を提案していきます。 (岩本博子)

● 幅員の広い道路だけでなく市内全域に自転車ナビマークを広げる
● ゾーン30を広く周知し、警察と協議のうえ必要な場所に設置する
● 小学生やその保護者、また高校生や大学生などを対象に、自転車のルールについて楽しくわかりやすく学べる場をつくる。 

 












コラム 「自転車免許証」 

 私が初めて自転車に乗れるようになったのは、小学2年の時。同い年の男の子が黄色い自転車を練習に貸してくれました。学校の運動場で友達に押さえてもらいながら練習。乗れるようになると今度は自分の自転車が欲しくなり、何度も父にねだりました。ある時、学校から帰ると子ども用の自転車が一台置かれていました。嬉しいはずが、思いきって喜べませんでした。その自転車は青い色。それも、妹と共有。今ではピンク色よりグリーンや水色の自転車に目がいきますが、3年生の私にはどうして青色なのか納得できませんでした。それでも自転車は自転車。学校から帰ると毎日のように自転車に乗って遊びまわりました。しばらくして、教頭先生が自転車に乗るには試験を受けて免許証を持たないと乗ってはいけない決まりをつくりました。全校生徒100人ほどの小さな学校の1周100m位の運動場に石灰で道路を描いて、自転車教習所ができました。街に出ないと信号もない地域でしたが、試験は、交差点での渡り方、停止・右折・左折の手の合図、白線で引かれた道路(途中幅10㎝ほどの超狭い道もあり)をはみ出さずに走ることでした。何の疑問も持たず自転車に乗りたい一心で、皆、結構厳しい試験を受けました。見事合格すると、画用紙に刷られた自転車免許証が名前入りで渡されました。定期型のハードケースに入れ、紐をつけて、自転車に乗るときは常に携帯。万が一持っていないと「あっ、免許証持ってないのに乗っちゃダメなんだよ~」と、子ども同士で厳しいチェックが入りました。
 後にも先にも自転車免許証の発行はその先生の時だけでしたが、覚えたルールは今でもしっかり役立っています。   
                                         (打木香澄)





 

自転車スイスイ入会のお誘い

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  当会は、地球環境にやさしく、経済的で健康的な移動手段の自転車が利用しやすいまちづくりを考えようと2002年に立ち上がった市民グループです。月1回小川駅周辺の公共施設で定例会を開催しています。年会費は2,000円です。現在会員募集中!ご関心のある方はぜひご参加ください。
              (連絡先090-4413-7455イワモト)



 

店舗情報

店舗名 自転車スイスイ(じてんしゃすいすい)
住所 小平市小川町2丁目 中央公民館
TEL 042-308-8035
FAX 042-308-8035
Eメール
定休日 月例会 第3週不定曜日19:00~ 小川駅近くの公共施設
活動時間 2時間
☆会のめざすこと 地球に優しく、経済的な乗り物である自転車の利用を通して、健康な生活と安全な街づくりをめざします。車優先ではなく歩行者・自転車優先の道路・交通を推進します。
*ママチャリでわが子と安心して買い物に行きたい
*商店街の一角に駐輪場・サイクリングセンターがあったらいいな
*みんなで自転車ルールを身につけよう!
☆これまでの活動 2016◇月例会開催
◇季刊紙「自転車スイスイ ニュース」発行
◇講演会「自転車ライフもっと楽しく安全に~自転車事故による損害賠償のリスクを減らすための自転車との上手な付き合い方~」2016年1月 講師 日本一周自転車旅人 高橋大一郎さん
◇奨励学級「サイクルライフ入門―自転車の楽しみ方」2014年9月講師 まんが家・こやまけいこさん
◇奨励学級「自転車の似合うまちづくり」2013年11月講師 小林成基さん(NPO自転車活用研究会理事長)
◇奨励学級「小中学生保護者のための自転車教室」2012年12月、講師 川村善久さん(自転車活用推進研究会、事務局)
◇シンポジウム「自転車がまちを変える!」2011年11月、講師・コーディネーター 小林 成基さん(自転車活用推進研究会、理事長)
◇自転車タクシー試乗会(2010年10月NPOフェスタ)
◇講演会「車イス、歩行者、自転車に安全な道路交通を考える」2009年11月、疋田 智さん(自転車活用推進研究会、理事)
◇講演会「自動車離れ加速 自転車の似合うまちへ待ったなし!」2008年11月、小林 成基さん(自転車活用推進研究会、理事長)
◇小平市長へ「あかしあ通りに自転車専用レーンの建設を」の要望書提出(2008年10月28日)
◇月例会において「改正道路交通法」の学習2008年
◇講演会「自転車はどこを走ればいいの?」2007年11月、小林 成基さん(自転車活用推進研究会、理事長)
☆会からの提案 ○自転車で通勤しませんか。知る人ぞ知る自転車ツーキニスト疋田智氏に講演をお願いしたら小平まで自転車で駆けつけてくださったのには感激しました。
○月に一度はサイクリングで遠出しませんか。結構遠くまで、自転車でいけるものです。町田、八王子、川越とかまでも。
○小平のお勧めコースはなんと言っても狭山・境緑道(多摩湖サイクリングロード)。多摩湖に着いたら四季の移り変わりを楽しみながら一周してみましょう。
地図